原作 松本零士
テレビアニメ放送期間 1982年10月13日~1983年3月30日
テレビアニメ放送時間 水曜日 19時30分~20時00分
放送局 TBS系列
話数 全22話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”わが青春のアルカディア” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
TBS系列局で放送されていた松本零士原作のSFアニメである。
ハードな世界観で描かれた、映画『わが青春のアルカディア』の続編。
ハーロックとトチローが理想郷を求めて宇宙を航海、様々な惑星を訪れるというプロットは『銀河鉄道999』や、松本が制作に関わった『SF西遊記スタージンガー』などとも共通している。
松本ワールドに数多く存在するミッシングリンクを繋ぎ、アニメ版『宇宙海賊キャプテンハーロック』への橋渡しとなる物語となることを目指して制作され、当時の劇場用アニメ映画なみの映像音響クオリティを毎週のTV放送回で維持提供していた。
しかし、『わが青春のアルカディア』の興行不振で松本ブームの陰りが顕在化したため、テレビ化にあたっては説明台詞の多用や毎回ハッピーエンドとなる勧善懲悪的展開など、全体的に低年齢層と新規視聴者獲得を意識した演出がなされ、松本の漫画作品の作風とは幾分異なるものとなった。
次回予告ではメインキャラクター同士の掛け合いが行われ、最後にハーロックの「アルカディア号、発進!」というセリフで締める形をとっている。
本作でも登場するハーロックは『ハーロック』、『999』劇場版など先に映像化された作品などにより定着した寡黙なイメージが強いが、本作ではこれらの作品と比較して明るい性格で、多弁なキャラクターとなっている。
あらすじ (説明はWikipediaより)
侵略者イルミダス占領下の地球からアルカディア号で脱出したハーロック(S-00999)・大山トチロー(S-00998)とエメラルダス(X-00001)は、コードナンバーSSXとして全宇宙に指名手配され、イルミダス軍の攻撃を受けながらも、異星人のラ・ミーメなどの仲間とともに大宇宙のどこかにあると信じる理想郷「アルカディア」を探して旅を続けていく。
その戦いの中で、地球人の少年物野正と少女レビ、有紀螢、そして船医としてドクター蛮が仲間に加わる。
一方、イルミダス地球占領軍はアルカディア号を超える艦を建造するため、若き天才科学者Mr.ゾーンにアルカディア号を分析調査するよう命じた。
そしてMr.ゾーンもまた大宇宙へと旅立ち、アルカディアを目指す。
登場人物 (説明はWikipediaより)
ハーロック 声 – 井上真樹夫
主人公の宇宙海賊。
海賊戦艦アルカディア号の艦長を務める。
本作においては饒舌で、狼狽したり笑顔を見せたりと感情豊かな人物に描かれている。
大山トチロー 声 – 富山敬
ハーロックの親友にしてアルカディア号を設計・建造した科学者。
優しい性格が強調され、正やレビにも親しく対応した。
終盤でエメラルダスを救うために宇宙病に侵される。
クイーン・エメラルダス 声 – 田島令子
ハーロックと同じく宇宙海賊でトチローの恋人。
本作においてはイルミダスの策謀に陥られるシーンが多かった。
命がけで助けたトチローに心を惹かれていく。
物野 正 声 – 間嶋里美
『ハーロック』に登場する台羽正に該当する人物。
ただし年齢は低くなっている。
両親はイルミダスに殺され、弟妹も餓死、その後惑星メシラスで賞金稼ぎをしていた。
当初はハーロックを狙うが説得されアルカディア号の乗組員となる。
弟妹のために飯を作っていた経験もあり、飯炊き担当になる。
若さゆえ無鉄砲な行動もありハーロック、トチローに叱られることもあったが、徐々に成長、マイコン惑星攻撃時は一人で中枢部破壊に成功した。
イルミダス滅亡後、聖ワルキューレの火を地球再建に役立てるようハーロックから渡され、地球に残る。
ラ・ミーメ 声 – 山本百合子
前作映画『わが青春のアルカディア』より引き続き登場。
地球人のように昼夜定期的に眠る習慣がないことや、母星アルザウルスの住民虐殺の模様などが語られた。
『ハーロック』に登場するミーメの妹で、物語の途中で姉のミーメと入れ替わる予定だったが打ち切りで実現しなかった。
有紀 蛍 声 – 麻上洋子
『ハーロック』に登場する同名キャラクターに該当する人物だが設定は異なる。
移動新聞星の編集長、有紀悟郎の娘。
父親がイルミダスとの戦闘で死亡した後、志願してアルカディア号の乗組員になる。
理想郷アルカディアの入り口ともいうべき宝島の秘密を知る唯一の人間。
終盤でその記憶が蘇り、物語は大きく動くことになる。
イルミダス滅亡後もラ・ミーメとともにアルカディア号乗組員として残った。
レビ 声 – 鶴ひろみ
海賊シーウルフに襲撃されていた船に、ドクター蛮とともに乗っており、ハーロックに救助された。
一度は船から降ろされるが、その後デスシャドウ号の戦いを経てアルカディア号の一員になる。
母親は二年前に病死、父ベンツェルは行方不明だったが、父の死の間際に音声で会話を交わすことができた。
『わが青春のアルカディア』に登場したミラに似ており(声優も同じ)、それもありラ・ミーメには可愛がられていた。
ドクター蛮 声 – 八奈見乗児
『ハーロック』に登場したドクターゼロに該当する人物。
風貌は異なるが声優は同じである。
レビとともに救助され、その後アルカディア号の一員になる。
医者の腕は確かで、人間のみならず猫(ミーくん)の頭部に仕込まれた盗聴器の除去も成功している。
イルミダス滅亡後はレビとともに地球に残った。
トリさん 声 – 大竹宏
『わが青春のアルカディア』で滅亡寸前のトカーガ星に訪れた際、ハーロックが拾ってきた鳥。
ドスコイ機関長 声 – 大竹宏
アルカディア号の一等機関士で、『ハーロック』における魔地と同じく機関長のポジション。
ハーロックの考えに共鳴して地球脱出時から乗り込んだが、行き先がはっきりしない航海に疑問を抱き、ハーロックに異議を唱えたこともあった。
少々嫌味な性格も災いし、スパイ嫌疑をかけられ正とも衝突したが、スパイ事件解決後はハーロック、正と和解。
Mr.ゾーン 声 – 古谷徹
本作におけるハーロックのライバル的存在の青年。
フルネームはフェーダー・ゾーン。
かつては太陽系連合の優秀な技師であったが、自らが設計した船をハーロックに酷評され、それが原因でポストを外された。
敗戦後は地球総司令部で屈辱の日々を味わいながら勤務していたが、アムス司令にその才能を買われ重用された。
アムス解任後、後任のクルーゲルからも第四艦隊司令を任され、ハーロックへの復讐、そしてイルミダスを駆逐し自分が全宇宙の支配に乗り出す野望を抱いていた。
非情な野心家ではあるが、レビの壊れたおもちゃを直すなどの意外な一面もある。
エンジニアとしての腕は確かで、トチローからも高い評価を受けていた。
終盤で光の女神から聖ワルキューレの火を授かった後に、自らの野心成就のためイルミダスに反旗を翻した。
アムス司令 声 – 矢田耕司
前作映画にて戦死したゼーダ総司令の後任。
ゼーダ程ではないが柔軟かつ慎重な思考の持ち主で、地球人であるMr.ゾーンを起用し、自由交易星ミストラルの侵攻にも「滅ぼすだけが政治ではない」と反対だった。
しかしそのやり方と、一向に成果があがらないことが本星参謀本部の不興を被り解任された。
解任後、処罰を受けるために連行される際、後任のクルーゲルに「ハーロックを敵に回したのは最大の失敗だった」と語り去っていった。
ゲラン副司令 声 – 野田圭一
前作の副司令ムリグソンの後任。
ムリグソン同様地球人を見下しており、クルーゲルから監視役も兼ねてMr.ゾーンの副官になるよう言われた時もいい顔はしなかった。
ゾーンとは意見対立も多く、独断でアルカディア号を攻撃したことも。
最後はゾーンの謀反により監禁され、その後結果的にゾーンと相撃ちとなり死亡。
L・レオタード 声 – 藤田淑子
イルミダスの諜報員で、かつては太陽系連合時代のハーロックの戦友で優秀な女艦長だった。
コードナンバーSR229。
イルミダス第三艦隊と連携し、ハーロックを倒すため様々な策を弄するが失敗し、最後は雷雨の中でハーロックと一騎打ちをする。
最後は自らの誇りのため、自ら雷に打たれ死亡。
彼女の体はサイボーグ化されており、死後炎に包まれた。
ベンツェル 声 – 田中康郎/寺島幹夫
レビの父。
太陽系連合艦隊の優秀な艦長だったが、今はイルミダスに雇われた身。
デスシャドウ号艦長としてハーロックの前に立ち塞がるが、レビとの再会、そしてハーロックの気骨に己を恥じ、傷ついた艦とともに去っていった。
その後は半身をサイボーグ化、デスシャドウ号が全自動化されたこともあり艦長は解任され、ヘビーメルダー星の輸送船勤務に降格されていたが、そのデスシャドウ号が再びアルカディア号攻撃のために向かったことを知り、単身戦場に向かっていった。
レビには最後まで自らが父親であることは告げなかった。
クルーゲル 声 – 佐藤正治
アムス解任後に本国から後任として派遣されてきた将軍。
穏健なアムスと違い力で相手を屈服させる思考の強い持ち主、Mr.ゾーンの能力自体は評価しており、引き続き重用したが心の中では軽視しており途中で見捨てるが、ゾーンが何かの力と関与していることに感づき、第四艦隊司令として再び重用した。
しかし聖ワルキューレの火の力を授かったゾーンに裏切られ攻撃を受ける。
イルミダス母星総参謀長官 声 – 佐藤正治 → 八奈見乗児
指名手配中のSSX三人の捕縛が悉く失敗しているアムスに対し厳しい口調で本星から批判した。
その後も成果を挙げられなかったアムスは解任。
その後最終回で瀕死のクルーゲルから地球破壊を進言されるが、既に本星は光の女神の攻撃を受けてそれどころでなく、直後に母星は爆発。
総参謀長も死亡した。
前作及び本作の映像上で確認できる中でのイルミダス母星の唯一の高官。
グリン 声 – 佐藤正治
追跡艦ダスモルクIIの艦長。
フルネームはグリン・イスマル。
前地球副司令ムリグソンの弟であり、兄が地球で無様な死を遂げた後、グリン含めその一族は名誉市民の位を剥奪され屈辱の日々を味わっていた。
兄を死に追いやったSSXの三人を執拗に追い詰めるが、最後はエメラルダスとの決闘で倒された。
トライター 声 – 矢田耕司
前作映画に引き続き登場の地球首相。
Mr.ゾーンに追跡船製造を命じた。
本作での出番は第二話のみと少なく、声も映画の高木均から矢田に変更されている。
有紀悟郎 声 – 小林清志 → 蟹江栄司
移動新聞星の編集長にして、蛍の父。
昔、ある星の長老から宝島の地図を預かったが、イルミダスの譲渡要求を拒んだため、見せしめにコロニーの住民を皆殺しにされた過去から、訪れたハーロック達にも当初冷たい対応だった。
しかし、イルミダスの攻撃から移動新聞星を守るため楯になったアルカディア号を見て心を打たれ、蛍を逃がした後にイルミダスの攻撃を受けて死亡した。
光の声 / アルカディアの女王 / 光の女神 声 – 弥永和子
中盤から謎の光の主として登場し、終盤で理想郷アルカティアを治める女神であることが明らかとなる。
当初はMr.ゾーンとのみ会話を交わしていたが、次第にハーロックにも興味を示し、両者をアルカディアの神殿に招いて聖ワルキューレの火を託した。
勿論それは両者の心を試すためであり、ハーロックに正義ありと判った後はイルミダス本星を自らの力で滅ぼした。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 おれたちの船出
【作詞】 保富康午
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 水木一郎、こおろぎ’73
【エンディング】
【曲名】 ハーロックのバラード
【作詞】 保富康午
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 水木一郎
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